生産者様向けニュース
2020.06.11
「モ」
毎朝5時から筋トレ&犬とランニングしている橋本隆則です。
最近、早朝ランニングをしているとあちこちでこの様な(写真)田んぼをみかけます。
「藻」
です。
特に近年どこの田んぼにも発生している「藻」などはどこからきて、どの様な影響を与えるのか?
対処方法は?などについて話したいと思います。
1、水田で藻はどこからくるのか?
水田内にそもそも存在する藻と外部から流入する藻があると考えられます。
2、どうして水田で藻が大発生してしまうのか?
水田は閉鎖空間であり極度に富栄養化状態であるためと考えられます。
3、雨が降ると藻がきえるのはなぜ?
実は沈んでいるだけで消えていません。
4、水田で藻が発生した時の被害は?
①苗の倒伏、浮き苗の発生、生育抑制~枯死
②水温や地温の低下⇒生育抑制
③株元への絡みつき⇒分げつの抑制
④拡散性除草剤の広がり阻害⇒効果の低下、薬害リスク
などなど、、、
藻だけでなく気温水温の上昇もあり、表層剥離やアオミドロなども似た環境で水田では大発生しています。
では対処方法は!?
作業面での防除ポイント
1、代掻き前の入水はできるだけ遅く⇒藻類の発生時期を遅らせる
2、稲の初期生育には水が必要な時期ですが可能なら湛水維持より間断灌水で管理
農薬での防除ポイント
農薬では藻類・表層剥離は「モゲトン」が効果大!!
発生初期には「モゲトンジャンボ」
発生後は「モゲトン粒剤」
モゲトンは他の除草剤との体系処理がおすすめです。
参考:https://d2bu5vyg1irlw4.cloudfront.net/other/items/apply/20191024_55.pdf
異常気象の影響で作物も病気や虫などの症状、経験した事のない困難な状況などもでてきます。
これからも園田商事のスタッフは全力でサポートさせていただきます!!
次回の投稿は家庭菜園にはまっている酒井光良さんです。