生産者様向けニュース
2020.06.26
水稲除草剤の体系処理ってご存知?
農薬の長ったらしい成分名が何故か好物な生粋の文系人間。酒井光良です
皆さん、今年の田んぼはどうですか?雑草で大変なことになっていませんか?
そんな方に…水稲除草剤の「体系処理」。ご存知ですか?
2種類以上の除草剤を連携(リレー)させて、なるべく長期間効かせるやり方です。
現在の除草剤の主流は、とりあえず初中期一発除草剤を散布して…
雑草が残ったら…中期剤。このパターンが多いかもしれません。
しかし現実は…。雑草を発見…でも既に雑草が大きすぎて手遅れ。時すでに遅し。
さらに環境こだわり農業の場合、なんも使えない。ありゃ困った。
こうなる前におススメなのが「体系処理」
すなわち、最初から計画的に複数の除草剤を使うということです。
だいたい雑草が発生するタイミングは毎年同じです。それに合わせて除草剤を設計するのです。
最初から中期剤等の2回目の除草剤を散布するタイミングを決めてしまうのです。
そうすれば、雑草が大きくなる前に一網打尽です。
特に毎年雑草で困っている田んぼにおススメ。結局安くつくことが多いです。
事前に計画していれば、環境こだわり農業にも対応できます。
注意して頂きたいのが、田植え時に初期除草剤では太刀打ちできない雑草がいたり、
古い中期剤の中には、高温障害で稲が枯れちゃうリスクもあるという点です。
個別の除草剤の悪口はメーカーさんに嫌われますので、弊社の担当に確認してください。