生産者様向けニュース
2020.07.10
カメムシ大量発生!!
家庭菜園で獣害と戦う林です。
今年は早々にトウモロコシをカラスに突かれたので圃場に柵と網を施しました。
これで完璧!かと思いきや…やたらと虫の被害を受けて悲しみに暮れております。
さて、水稲では穂肥の施肥を終わられた方、まだこれからの方ともうそんな時期なわけですが
今回は暖冬の影響で大量発生が予測されるお米の天敵【カメムシ】についての対策を考える回とさせて頂きます。
カメムシの防除には基本的に3通りの方法があります。
①粉剤 ②液剤 ③粒剤です。
①と②の特徴は似ておりその圃場に現存しているカメムシに対して効果を発揮するというものです。
なので一回防除をかけてもまたカメムシが戻ってくる可能性があります。
③は①、②とは違い、稲自体に農薬の成分を吸わせるので効果が長く続きます。長期間予防線を張ることができるのが特徴です。
この特徴を見ると一番効果的な防除は粒剤であると感じますよね!
※カメムシ防除剤散布の注意※
畔を刈ってから散布しないと一度畔にカメムシが逃げてしまいます。
その後また圃場に戻ってくるので畔を刈ってから散布するよう心掛けて下さい。
一斉防除の時期が最適な時期ではないなと不安な方、毎年カメムシ米でお困りの方は是非効果が長い粒剤散布をお試し頂けたらと思います。
次回の投稿は毎日お茶漬けが主食の高垣です。