研究報告

HOME > 農薬除去剤スフェロゾーム
スフェロゾームを使って安全な農産物と環境にやさしい農業を スフェロゾームを使えば、安全な農産物ができ、環境にやさしい農業に貢献できます。

農薬除去剤スフェロゾームとは

神戸薬科大学の足立昌子教授は、「米ぬか」の中に存在する顆粒物質
「スフェロゾーム」が農薬等の化学物質を吸着して取りこむ性質をもつことを発見。(特許 第3731149)


※クリックすると拡大します。

スフェロゾームを使用すれば

スフェロゾームの特徴 (1)

スフェロゾームは農薬を吸着します

50μg/リットル濃度の薬液100ccに0.34gのスフェロゾームを混合し攪拌して、90分後に濃度を測定。その結果、スフェロゾームが農薬を吸着して取りこむことが解りました。
スフェロゾームは脂溶性の高い農薬を吸着して除去する
効果があります。

スフェロゾームの特徴 (2)


クリックすると拡大します。

田面水から素早く農薬を除去します

スフェロゾーム2kg/10aまたは10kg/10aと除草剤エスプロカルブ210g/10aを施用し、40分後の田面水中の除草剤濃度を測定。スフェロゾームを処理していない試験区と比較しました。その結果スフェロゾームを施用した試験区の方が農薬濃度が低くなり、素早く農薬を除去することが明らかとなりました。
スフェロゾームを使用すれば、水路や河川等に流れ出る農薬を抑える
ことができます。

スフェロゾームの特徴 (3)


クリックすると拡大します。

植物内への農薬の吸収を抑えます

直径15cmのポリポットにキュウリ苗を定植して、スフェロゾーム(0.5g/株)と殺虫剤イミダクロプリド1%粒剤(2g/株)を株元処理して、植物体内のイミダクロプリド含量を測定しました。その結果スフェロゾームとイミダクロプリド粒剤を同時に処理すると、キュウリへのイミダクロプリドの急激な取り込みを抑えることが解りました。この場合でも、農薬の効果(ワタアブラムシ防除効果)がスフェロゾームによって低下することはありませんでした。
スフェロゾームを使用すれば、農薬が急激に作物に取り込まれることを抑えることができます。

スフェロゾームの特徴 (4)


クリックすると拡大します。

スフェロゾームを使用しても、農薬の除草・殺虫・殺菌効果はそのままです

土にベンチオカーブ乳剤を混和。処理翌日に土の表面にベントグラスを播種しました。播種10日後にベントグラスの生育状況を調査しました。
( − ) 健全に聖一区、( ± ) 若干抑制、( + ) 1〜2cm、( ++ ) 5mm程度、( +++ ) 1ないし2mm程度伸長、( ++++ ) 完全枯死
スフェロゾームを使用しても農薬効果はほぼ同じです。

スフェロゾームの将来

環境の保全・改善(社会的意義も大きい)

土壌などに蓄積された農薬成分を取り除きます。

美容・健康食品・医薬分野等への進出

スフェロゾームの有害物質を除去する効果をさらに研究・検討し、美容・健康食品・医薬分野への進出が期待できます。

スフェロゾームは大きな可能性を秘めた素材です。